日本人は極端に走る。それも極端から極端へ。(ドナルド・キーン氏)

そう極端から極端へ。

今の日本で、もうひとつの大きな欠点。というかマイナス面が
「金を持っている(持ってない人も多いが、他の世代よりも持っている人は
すごく多い。)団塊の世代の数が多い。」

その数の多い世代は、勝っている者の数が他の世代の勝ち組よりも多い。
(それは、高度経済成長やバブルを経験していることもある。)
彼らは、発言力と大きな発言と圧力で他の発言を封じる傾向もある。

数の多い競争相手に勝って来たという経験則を今後も活かしていこうとする。
(未来も、過去と同じ勝ちの法則をとる。違う未来だとしても)
そのうえに
我先にと走りだす傾向が高い。

そう、これが、これからの高齢化社会と地方都市の地価と不動産でも
起きうることだ。(相続の問題でも同じことが起こるだろう。)

市場は極端から極端に振れる。(日本人は、それに加速をつける。)
今の石油と金の市場を見ればわかるだろう。
(まっ。上記の市場は、投機家の心理のほうが強いだろう。そして
そこに中国とかアメリカとかの国家が絡んでくる。)

引用
“――逆に、日本の最大の欠点は何でしょう?
キーン氏 極端から極端に走るところ、だろうか。バブルのころは、ロックフェラーセンターからドイツのお城まで、(日系企業が)ほうぼうで土地などを買ったが、もうちょっと遠慮してもよかったのではないか。

 だが、(バブルがはじけると)今度は逆に、「もう日本はだめだ。外国は、みんな中国に興味がある」となってしまう。もう日本語を勉強したがる外国人はいないと言うが、うそだ。今年は、(コロンビア大学の日本文学のクラスには)去年の倍の学生が集まった。日本では、ジャパン・バッシングからジャパン・パッシング(日本外し)など、誰かが言い出すと、みんなそれにならってしまう。

 今日、ニュースで知ったが、(2013年以降)ニューヨークのタクシーが日産車に統一されるという。日本製品はいいということを、みんな知っている。風評被害で日本の食べ物を敬遠する米国人もいるという話があるが、わたしの周りでは聞いたこともない。”
引用終り

参照
【肥田美佐子のNYリポート】日本永住を決意したドナルド・キーン氏に聞く「震災後、米国人の親日感情は最高潮」

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