元旦から死体を山に埋めに行った。

愛猫のみぃが元日の早朝に亡くなっていた。
妻の実家に向かう前に
スコップとバスタオルに包み、箱に入れたみぃを妻と共に
近所の山(じっちゃんの持山だった。今は叔父が相続で所有。が
殆ど手入れはされていない。)
に埋葬に行った。

じっちゃんが生きていた時は、私もよく一緒に山に行っていた。
(20歳代の頃)
どこに金柑があり、どこに冬橙があり、自然薯はどこ。とか
はっきりと覚えているし、この近所(歩いて数分)の里山は
獣道から脇道まで把握していた。
(警察に追われても(笑 一週間程度は逃げること可能。(爆笑 )


もう、鬱蒼とした森は荒れ果て、杉の木が手入れもされず放置され
蔓や雑草で生い茂ったり、杉林の暗い森は静けさと荒廃感が漂っていた。

スコップで少し掘り
ダンボール箱のみぃを埋めた。嫁が写真(嫁とみぃが並んでいる。)
と少しの餌と好物の蒲鉾を入れた。

山から遠目に自宅を探し、みぃに
「見守ってくれよ。」と二人並び手を合わせ里山を後にした。

海からの冷たい風と時折、冬の薄黒色の雲の隙間から差し込む光が
林に差し込み木々の風に揺れ擦れる音が響いていた。

コメント