糸を紡ぎ。言葉を紡ぎ。布を織り。文を織りなす。

繊維に携わった人生なんだけど(笑
いや、こーなるとは思わなかったわ。
家業を継ぐことも考えもなかった。
(親が倒産させ、再建して続けていなかったらホント
やる気なんてなかったもんねぇ。)

実際、今の勤務先の工場の同僚は、全員工業高校(繊維科)卒業
明確なピラミッド縦社会である。
(同じ高校の先輩後輩という流れがある。)

そんな中に、タオル工場経営経験。商業高校卒業
で営業指向でなくて現場へ。
というのは
ホント、異質な存在なんです。
(同世代の二代目経営者は、全員大卒というか、
同世代は、親が儲けている時代の子供なので医者とか
弁護士とか大企業へ就職した者が多い。二代目経営者は
私より5−7年下の世代が多い。)

でも小さな時から織り機の音をほぼ24時間聞きながら
育って、毎日タオルに四六時中触っていたら
逆に
精神的安定が、織り機の音の中で糸に触っていたら
なんだか、安らぐという心理状態になってしまっている。(笑
(今は糸も種類も染色工程も増えたので、わからないんだけど
昔は、糸を触ったら産地と糸の種類がわかったりしていた。)

会社へ行くのが嫌な日もあるけど
行って、タオルを織っていると落ち着くんだよねぇ。
(いや、ゆっくりと織りたいけど、今は慌ただしく走り回っているけど)

で、ブログをこんなに書くくらいだから(爆笑
言葉を紡いたり、本を読むのも生活の一部になっている。

やっと、少し家業の精算も落ち着き、新しい職場にもなれてきた。

また十数年先を少し想像するんだけど
やっぱり
手織り機でいいから布(タオルも)は織っていたいと思う。
そして
ブログか雑文かしらないけど、そういうのも書いていたい。

家の片隅の小さな部屋に織り機を置いて、ストールでも織れたら
いいなぁ。と思っている。
それと
出来るなら
京都造形芸術大学の染織コースの通信制で学びたいな。
1年の費用が学費等=50万かぁ!。
それなら
中古の織り機を改造して自分で試行錯誤しながら作る。という方向でも
いいかもなぁ。4年で200万の学びならね。

人との交流という点に視点を置くとやはり学びたいという気が出て来る。
一応、将来の検討課題として記録しておく。


コメント