近所にある就労支援事業所のパン屋に思う。

障害者の就労支援事業としてパン屋を営業している店が
近所にあります。


10時開店−17時閉店 日曜祝日休業
うーん。

これでは、なかなか客が集まらないんじゃないかなぁ。
この地域は
造船関連の労働者や農業している高齢者が多いから
朝なら6時開店
夕方は7時閉店くらいにしたら、労働者(朝は早い)や
農業者(朝が早い)や仕事帰りの近所の人が利用するのになぁ。
日曜日なんかも午前中だけでも営業していたら
客も増えると思う。

逆に考えると
うまく交渉して
夜と日祝祭日だけ店を借りて
コーヒーショップ(喫茶店)として営業できるかもねぇ。
パンも売れるし、家賃(安価に交渉)収入が事業所にも
入るからWin&Winの関係でいいと思うんだけどねぇ。

すぐ、こういう妄想が出てくる。
それと
パンは、いい素材で品数を少なくつくるのが楽で経営も安定します。

参照
捨てないパン屋2「手を抜く」
転記

転機は3年前、
オーストリアのパン屋での研修でした。
朝8時に行って、
お昼に仕事が終わってしまったのです。
労働時間4時間。。
手抜き。
しかし、
そのパンは日本のどのパンよりも断然に美味しい。
おれは、18時間も寝ずに働いて、
いろんな人に迷惑かけて、
出来るパンは、
ここよりまずい。
何やってたんだろう。。
日本にいた頃は、気づけなかった。
手をかければかけるほど、良いパンが焼けると思ってた。
でも違った。
手をかけて、B級の材料を使うより。
手を抜いて、最高級の材料を使うほうが、
 断然美味しくて、作るのも楽で、値段も安い。
そして、これは、
パン屋だけでなく、
他の仕事にも共通するのかもしれないぞ。
だったら、
まず自分の店で証明するべし。
と思ったのです。

そして、
帰国してお店を再開する時に、
手抜き宣言をしたのです。
種類は4種類、
具は入ってない、
そして大きいパンだけ。
だから結構な量を焼いても、
作るのは僕一人、
適当に捏ねて、どかっと丸めて、
4時〜11時で仕事を終えて家に帰ります。
そして、
12時〜18時で、
奥さんが店頭で売ります。
種類も、製法も、売り方も、営業時間も、
手を抜いています。
でもそのかわり、材料はベストのものです。
粉は国産の有機栽培のもの、
有機がなければ減農薬のものをつかいます。
薪窯や自家製酵母の使用も材料の一部と考えてのこと。
もちろん材料代は倍以上に高いです。
でもそれでも、
手間ひまかけて、
人手もかけて作るより、
はるかに安く作れます。
お客は、
良い材料の美味しいパンを食べられます。
しかも、
安い。
パンは売れ残りにくくなりました。
そしてそれは、
お客さんも、
作りても、
農家さんも、
その周りの人も、
みんなを喜ばせる方法だったのです。
転記終了

やってみたい気もする。(笑

追記
2016.2.14
1日5分。アメリカ風こねないパン:Non Knead Bread Rocks



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