目線を変えて眺めたら。(徒歩、自転車、自動車)

今年に入って、若手の社員が複数名退職や辞めたいと
表明してきた。
わてなんか、今年期間社員から社員になったばかりなんだけどねぇ。(笑

わては、会計事務所社員(高卒後すぐ)ー家業(タオル製造(有限会社))
そして期間社員ー会社員(常用雇用)(業種はタオル製造)と
経験してきた。
家業時は、経営から製造、販売まで経験してきた。

辞めた子(わてからすると自分に子供がいたら同年だろうねぇ。)
各自と食事したり、話したりしたけど

今のわては、
「なるほど、そう見えてるのか!。」「そういう考えもあるよね。」
という程の寛容な理解度になっているわ。

経営者側から見ると
また違った見方になるんだし、同僚としてからの見方もまた違ったものになる。
他部署の人や外注先の人から見たらそれもまた違った見方になる。

辞めたいといった子には、引き留めはせずに
「人生で自分の立ち位置があるから、辞める。辞めないにしろ
自分で決めたら、僕(私)の出来ることは精一杯の協力はするよ。」と伝えた。

「今引き留めている人が次、問題が起こった時に、味方になるとは
わからない。」

「お金のことを一番には考えないこと。」

「言ったことは、取り消せないから。周囲の対応が違っても相手がどう
思っているのかはわからない。(戸惑っているだけかもしれない。)
から自分の心の中で相手が言った何気ない言葉を悪意にとらえて
増幅するのだけはやめておいてな。」

「少しづつしか、良くすることは出来ないから、まずは毎日出社すること
だけを考えて精神を安定させるのを優先してな。(わても勤めはじめの1ヶ月は
出社するだけで自分の中では、良しとしていたよ。)」

「経営する側も大変だからね。僕(私)みたいな小さい会社をやっていた時でも
2回程、真っ赤な血の小便出したからね。胃潰瘍で血を吐いたこともあるからね。」

「これだけ、若手が辞めたら会社が動かないと思うと思うけど
自分がいなくても会社は動くんだよ。当面は取り繕いながらも会社(組織)は
動いていく。ただ、これだけ雇用年齢に差(25年以上)があると
それは、ボディブローのように効いてきて会社はどこかで修正しないと
存続出来ないと思う。だから、喧嘩別れはしないこと。人生も会社も波があるんだ
から、繋がっていたら、またどこかで一緒になることもある。喧嘩別れは
勝っても負けてもお互い傷を負うし、第三者(他人)が利するんだよ。」

「50(自分)と相手の50を足して100それを半分にした50
それが、お互いの妥協点だと思うだろ。
違うんだよ。自分は、40で相手が60で相手の方が得している。と互いが
思っている。その点が中庸(ちゅうよう)というか妥協点なんだよ。」

そんなことをつらつら語った。

その子は、残ってくれたけど、まだまだ心配している。

今日、午前中に郵便局に自転車で出かけた。
久しぶりに通る旧町内の道
古い家も壊され空が高く通りが広く寂しく空が冷たいほどの青く朝の
光の中で輝いていた。

歩きゆく時に眺める家々や通り、庭
自転車の速度と漕いでいる高さで見通す家々、通り、庭
そして
自動車でさっと通り抜けていく風景

目線が違うと見通す風景も違って見え、そしてそれを新鮮に感じ
ちょっと心持ちが軽くなった。

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