2015年ヒューゴー賞(長編部門)三体を読んだ。(中国SF界の話題作)

2019年日本語訳7月初版なんだけど、これは、三部作のまだ一部である。
2008年に中国で発行その後英語訳2014年である。2010年に中国語では三部作完了
2019年5月現在中国語版だけで2100万部という。
日本語訳の二部は、「黒暗森林」2020年に発刊予定だ。
アマゾンが映画化(プライムビデオでドラマ化か?。)予定。

読破後の感想は
スケールのデカさ。歴史(時間)の経過の凄さ。結局エイリアン対地球人かよ。
という「インデペンデンス・デイ」的な感覚。(笑

進化については、考えさされた。
1,三体という異星人の進化過程の繰り返される再生と崩壊
太陽が3つあることによる地球と違う進化過程。
2,異性人とのコンタクトに太陽を電波発信として使うという凄さ。
3,三体の未来と地球の未来
4,文化革命(中国)を元に人間の性(サガ)的(繰り返される歴史と革命と血)
による絶望と地球を委ねる行為への心理
5,4次元だけだろうか?。(空間+時間)もっと多次元が存在するのではないか?。

次も分厚くなりそうな本なんだけど(笑
読みたいと思うが、英語で読むとか中国語を習って読むまでの欲求は無いわ。

読書以外で、気になった点。
1,中国版だけで2100万部かよ。さすが人口最大国。
2,2100万部ということは、単純に1部作だけでも700万人は読んでいると
いうこと。(大体は、1部作を読む人の数が最大なんだから1000万人は読んでいる
と思う。)日本のベストセラーでもせいぜい580万部である。
しかもSFである。
3,2から数の力(質は量によって生み出される。)というのがまざまざと
見せつけられた。
4,やはり、アメリカ対中国の覇権の戦いが経済や外交、防衛等々今後の令和の
時代は、主流になり、それに日本が翻弄されるんだろうなぁ。
5,これだけの時間差(日本語訳まで)が文学であるなら、やはり英語か中国語は
習う(身につける)べき時代だろう。
続きを読めずに死ぬという世代に入ってきたなぁ。と実感。(笑
全部読むまでは死ねないわ。と生きる糧にしたい。

SF小説として面白く読んだけど、それ以外の事が気になっているわてです。

参照
中国のSF小説「三体」が大ヒット その「妄想力」がとにかく凄い

コメント