親との同居(欧米でも広がり、日本でも増加)貧困と少子化の連鎖に思う。

『市民が考える若者の住宅問題』
『若者の住宅問題』―住宅政策提案書[調査編]― 発表シンポジウムのご案内
から
現代の住宅情報と貧困が見えてくる。

少なくとも今の若者の貧困を支えているのは親の世代の稼ぎと祖父母の年金
だろう。あと、十年もすれば親も退職し年金受給となる。

200万住宅Blogは、
衣食住の住をなんとか、安価に構築出来ないか?。というのが出発だった。
1,年収程度で自分の住居を持つ。(今の貧困世帯年収は200万以下だぁ。)
2,当然、維持費も安価で維持出来る家
3,家庭菜園や予備室にて生活の質の向上や友人知人に安価に貸すことでの
相互扶助を目指す。
4,必要以上の物や金はいらないけど、適切な必要量は確保出来る生活環境を
構築する。

少なくとも家(住居)が安価な維持費で確保できていれば
次のステップになんとか移れる。(就職や人間関係の構築)
そして、個になる場所があるか、ないかで精神面にも大きな影響がある。

平屋で土地付きを奨めるのは、マンションとかアパートはドアを閉じれば
近所とか社会との繋がりがなくなる。(遮断される。)
少なくとも土地での作業では、繋がりが出来やすいから。
同居については、また考察したい。

転記
1,親と同居する理由で約半数を占めるのは、「家賃が負担できないから」であった。
賃金や収入が低く、家賃を払いたくても払えない若者は、親に依存しなければ生きていけない状況が見えてくる。

2,所得が低く、親と同居しているほど、結婚の予定がないと回答している。
若者自身が実家を出ることを賢明ではないと判断し、そこに居続けること以外に選択肢がないと考えている。
家を借りられないから実家から出られない。

3,若者が結婚できない理由も少子化の原因も、不思議なことに住宅に関する質問から浮かび上がることが興味深い。

4,学歴が関係ないということも新しい発見であった。

5,学齢期のいじめや不登校などの経験を有する人が多いということにも驚きだった。
フランスでは、このいじめや不登校の問題を社会的排除という用語で説明し、その状況が続くと、貧困や低所得と密接な因果関係を有するようになるとみている。

6,低所得層の若者は、精神疾患や生活課題を抱えており、住宅について考える余裕がない。

7,生活全体を親が支えている。
親がいなくなった後の生活を想定すると、何らかのサポートが必要となるのは明らかだ。

8,親が子を支えきれなくなり、親子で相談に来られる事例がある。
あるいは親から「出て行け」と言われて、ホームレス状態になって相談に来られる若者もいる。
親のサポートがなければ、なすすべなく容易に貧困に至る若者の姿が見えてきた。

参照

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